支笏湖の美笛キャンプ場でスケッチレッスンを予定していましたが、土砂流入で国道が通行止め。引き返す為空き地で生徒さんを待っていたら、道路沿いの森の小さな株や倒木たち、雨後にイキイキしてる小さなエメラルドたちが私を呼ぶ。今日のスケッチはこれじゃん!て思いましたが、生徒さんは熊が怖くて落ち着かないからダメですというのでやめました。ヤマブドウやコクワの実もおいでおいでしてくるので少し拾った。嵐の後は動物たちも大忙しだろう。実はスムージーに入れよう。
結局、湖畔の野鳥の森で恵庭岳をスケッチしました。凉しくて気持ち良かった。ここの下で松浦武四郎さんはかつてエゾオオカミの声を聞いてたんだなあ。武四郎がここを訪ねた時のことが記された丁巳志古津日誌を見ると、オオカミが山と近くの浜で吠え合うのを興味深く聞きながら、波に照らされた金色の月光を眺めていたよう。想像するとゾクゾクしてしまうなあ...
今では観光客で賑わう湖畔。昨夜の嵐など無かったかのように空は清々しく、湖はユキウサギが跳ねるように白波が立っていました。

