
日曜日は生徒さんと一緒に浦臼へエゾエンゴサクとカタクリを描きに行きました。
天気予報は曇り時々雨。毎年この時期は、晴れの休日であればカメラマンの方たちで一杯になるところですが、こんな天気なら空いているかなと予想して、防寒と雨対策をして向かいました。
幸いスケッチ中の2時間は雨にも降られず、人も少ない中でゆっくり絵が描けました。それでもこんな美しい場所ですから人はいます。「お上手ですねえ~」「何年くらい描いてるんですか」と通る方たちから声をかけていただける交流を楽しみながらも、恥ずかしさでちょっぴり戸惑う私たち。
ブルーの花カーペットに包まれた森に響くさまざまな小鳥たちのさえずり、時折エゾエンゴサクの蜜を求めてブウ〜ンと飛び交うマルハナバチの羽音。短い春のスプリングエフェメラルに、ちょうどタイミングに恵まれたことを感謝です。
まだ早春で空気はキリッと冷たく、私は少し手がかじかんで身体が固まりかけていた中、生徒さんは鼻歌をうたいながら気持ち良さそうに描いていました。さすが30代女子は強い。
来たときにはつぼんでいたカタクリも、帰る頃には花を開き始めてくれました。